木の家具選びのコンセプト

 百年家具

 百年の木を百年使える家具にするために、天然木に新たな息吹を。

  •  限りある資源。伐採され、材料となって積まれた木は、モノに生まれ変わる時を待っています。
     天然木の家具が贅沢品になり、何百万円もの値がつく日は、そう遠くない未来にやってくるかもしれません。
     今すでに、家具になる時を待っている木を持つ私たちは、最後の時代にいきているともいえるのではないでしょうか。
  •  現代でもすでに贅沢品とされる「無垢材」を使用した家具。
     例えば、テーブルなら、一枚板の天板のみを「無垢材」と呼ぶ人もいます。
     でも、私たちは、何枚かの板をつなぎあわせたものを含めて無垢と呼びたい。
     なぜなら、その一枚一枚が、森の生命力、暖かい太陽と冷たい雨、幾度となく繰り返された春夏秋冬に育てられてきた木でできているからです。
     一枚板でテーブルが作られるほどの大木を切り倒すのではなく、いま材料として加工されている木を、耐久性に優れ、魅力あふれる家具に生まれ変わらせることで、長く長く使っていただけるようにする。
     天然木を使うことへのこだわりは、限りある地球資源を大切にすることへのこだわりでもありたいのです。
  •  職人たちは言います。百年かけて育った木を、百年以上使える家具にしたい。
     それは、木を愛する職人たちの地球に対する感謝の気持ちであり、飽食の時代に生きる私たちへのメッセージでもあります。家具に生まれ変わった木は、私たちと生活を共にするパートナーになるため、新たな息吹が込められる。
     百年の年輪を刻んでできた木に、ひとつの節目を刻む職人の手。
     そして、次の百年を刻む歴史のページは、使い手によって開かれます。
  •  家具の耐用年数は商品アイテム、使用方法などにより異なります。
      「百年家具」は100年間の耐用年数を保障するものではありません。